『夜遅くにお風呂に入る時、隣人に迷惑をかけてないか心配…』そんな風に思ったことはありませんか?
実は、共同住宅ではお風呂の時間帯にもちょっとした配慮が必要なんです。
この記事では、マンションやアパートでのお風呂に入るベストな時間帯と、もし遅くなってしまった場合の対策、さらに物件の種類によって異なるお風呂の利用マナーについて、具体的にお話ししていきます。
周囲に配慮しながら、快適にお風呂タイムを楽しむためのコツを、ぜひチェックしてくださいね。
- 夜遅くお風呂に入るけど隣人を気にする人
- 生活騒音に気を使いたい人
- 新居でトラブルを避けたい人
お風呂に入ってはいけない時間帯とその理由
何時までOK?マンションでのお風呂の時間帯
マンションやアパートでの生活を送る上で、お風呂の時間は意外と気を遣うものですよね。
夜遅くまで働いていると、帰宅後にゆっくりお風呂に入りたいと思うのは当然のこと。
でも、そのお湯をはる音やシャワーの音が、思いがけず隣人に迷惑をかけてしまうこともあるんです。
実は、多くのマンションやアパートでは、夜22時以降の騒音を避けることがマナーとして求められています。
この時間帯にお風呂の準備を始めると、お湯をはる音や排水の音が隣人の睡眠を妨げる可能性があるためです。
特に、壁が薄い建物では、普段は気にならないような生活音も隣に聞こえやすくなります。
もし遅くなってしまったら
もし遅くなってしまった場合は、お湯をはる音が大きくならないように注意する、シャワーの使用は短時間にするなど、できるだけ静かに行動することが大切。
しかし、この時間帯のルールは、マンションやアパートによって異なります。
なので、引っ越ししたばかりの場合は、管理規約を確認するか、管理会社や大家さんに聞いてみるのが一番です。
周りの住人と良好な関係を築くためにも、この小さな配慮が大切になってきます。
物件別 | お風呂に入ってはいけない時間
住んでいる場所によって、お風呂の利用に気を付ける時間帯が異なります。
一軒家だと自由度は高めですが、集合住宅では隣人への配慮が必要になってきます。ここでは、それぞれの状況に応じた時間帯を解説します。
一軒家の場合
一軒家に住んでいる場合、基本的にはお風呂の時間に制限はありません。
しかし、家族が多い場合や、生活リズムが異なる家族がいる場合は、お互いの生活に配慮したスケジュールを考える必要があります。
例えば、朝早く起きる家族がいる場合は、夜遅くの騒音を避けるために、夜はあまり遅くならないうちにお風呂に入ることを心掛けると良いでしょう。
また、家族間で入浴時間を調整し合うことで、スムーズに日々の生活を送ることができます。
アパート・マンション の場合
アパートやマンションでのお風呂の利用には、周囲への配慮が大切です。
特に、建物の構造によっては、お風呂の音がどれだけ周りに影響するかが変わってきます。
ここでは、木造、鉄骨造、そして鉄筋コンクリート造(RC造)の各構造で、どのように気をつけるべきかを考えてみましょう。
木造の場合
木造の建物は、音の伝わりやすさが特徴です。壁や床が薄く、隣人への音の影響が大きいため、夜間のお風呂の利用は特に慎重になる必要があります。
具体的には、夜22時以降にお風呂に入ることは避けた方が良いでしょう。
お湯をはる音や排水の音、シャワーの音が隣室に響きやすいので、できる限り夜21時までにお風呂を済ませるのが理想的です。
遅くなってしまった場合は、音を最小限に抑える工夫が必要です。
例えば、バスタブにお湯をゆっくりと入れる、シャワーの使用時間を短くするなど、隣人に配慮した行動を心がけましょう。
鉄骨造の場合
鉄骨造の建物では、木造ほど音が伝わりやすいわけではありませんが、やはり注意が必要です。
特に、床や壁を通じての振動や音が、予想以上に隣室へ伝わることがあります。
このため、夜間のお風呂の利用に関しても、夜22時を避けるべき時間帯と考えると良いでしょう。
夜遅い時間にお風呂を利用する場合は、お湯をはる際の音を意識し、排水時の騒音にも注意する必要があります。
可能な限り、他の住民の生活リズムにあわした行動を取ることが求められます。
鉄筋コンクリート造(RC造)の場合
鉄筋コンクリート造のアパートやマンションは、音の遮音性能が高いため、音に対する心配は少なめです。
ですので、時間帯はそれほど気にする必要はありません。それでも深夜の大音量での音楽の再生や、特に大きな音を立てる行動は避けましょうね。
お風呂場で大きな音を出しやすい行動
ドアの開閉音
お風呂場のドアの開閉音は、集合住宅では特に注意が必要です。
ドアを開け閉めする際には、勢いよく行うと大きな音が発生し、これが隣人にとってはかなりの騒音になってしまう場合も。
特に深夜にお風呂を利用する場合、静かにドアを開け、同様に閉めるよう心がけましょう。
ドアを閉める際には、ゆっくりと押し閉めることで、バタンという音を防げます。
ドアの枠にソフトな素材のストッパーを取り付けることで、音をさらに軽減することができます。
鼻歌
お風呂での鼻歌は、一日の疲れを癒やすための小さな楽しみかもしれませんが、この音もまた、隣室に聞こえやすいものです。
お風呂場は反響が大きいため、自分では小さな声でも隣には大きく聞こえてしまうことがあります。
夜間にお風呂を利用する場合は、特に鼻歌を歌うのを控える、または声を抑えるなどの配慮が必要です。
イスを動かす音
お風呂場で使用するイスを動かす際の音は、床に直接引きずることで大きな騒音となりがちです。
イスを移動させる必要がある場合は、できるだけ持ち上げて移動させるようにしましょう。
イスの足にはフェルトなどのクッション材を貼ることで、引きずった時の音を減らすことができます。
シャンプーボトルを置いたり引きずる音
シャンプーやコンディショナーのボトルを置いたり、浴室の棚に引きずったりする際の音も、予想以上に大きく響きます。
ボトルを置く際は、ゆっくりと静かに置くように心がけましょう。
また、ボトルを動かす際には、直接床や棚に引きずるのではなく、持ち上げて移動させることが重要です。これにより、無駄な騒音を防ぐことができます。
シャワーや桶のお湯が床に当たる音
シャワーのお湯が床に直接当たる際の音や、桶にお湯を満たす際の音も、大きな騒音源となり得ます。
シャワーを使用する際は、お湯が直接床に当たらないように、シャワーヘッドを身体に近づけて使うか、浴槽の中で使用しましょう。
桶にお湯を入れる際も、お湯を高い位置から注ぐのではなく、桶の縁ギリギリでゆっくりと注ぐことで、音を軽減できます。
残り湯を排水したときの音
残り湯を排水する際の音は、特に大量の水が一気に流れるため、大きな音となります。
可能であれば、夜間の排水を避け、日中に行うようにしましょう。
また、排水口が複数ある場合は、同時に排水するのではなく、一つずつゆっくりと排水することで、音の発生を抑えることができますよ。
まとめ
今回は、マンションやアパートなどの集合住宅でのお風呂の利用において気をつけるべき時間帯と、騒音を避けるための対策についてまとめました。
夜22時以降のお風呂利用は隣人に配慮し、なるべく避けるべきです。
遅くなってしまった場合には、お湯をはる音やシャワー、残り湯の排水音など、可能な限り静かにする工夫が必要です。
集合住宅で快適に生活するためには、互いに思いやりを持ち、細かな配慮を心がけることが大切です。
この記事が、隣人との良好な関係を築き、気持ちよく生活するための一助となれば幸いです。